ふと、お勧めにピース又吉のyoutubeチャンネルが出てきた。
見てみるととても面白い。バイトの時間まで、ずっとメモ帳片手に見てしまった。
自分が見たシリーズ
これ。プレイリストが公式で作られているので君も一気見してみよう!! youtu.be
インスタントフィクション
インスタントフィクションというジャンル。
動画の冒頭に説明があるのだが、一言で表すと「自分が使い慣れた言葉で面白い要素を入れた原稿用紙一枚分の短い小説」と言えばよいだろう。
ここのサイトで読めるそう。(自分は執筆当時読んでない) www.alphapolis.co.jp
どこがおもしろいのか。
まずは、そもそもの題材となっているインスタントフィクションがそのまま読んで面白い。最後に気味のいいオチが用意されている。
そこに、妄想とも取れるべき又吉先生の読み解きが始まるのがおもしろい。ただ単に読み解きの考察だけを言わずに、先生の読解のプロセスが見れるのがこの動画シリーズの最大の魅力だと思う。
第一回であったら、登場するモノの「暗喩(置き換え)」が読解のキーワードであるだろう。この時に扱ったインスタントフィクションの題名が「イケメンカフェ」なのだが、語り手の趣味のカフェ巡りはホストクラブを指しているのではないかと結論付けている。
そこに至るまでの流れが参考になる。書くのも面倒くさいし、ネタバレになるのでぜひ本編見てください。13分程度なのでぜひぜひ。
シリーズを見続けていくと物語を読み込むときにどういう描写、どういう表現に注意すれば楽しく妄想できるのかヒントがもらえる。なかなかと思った解説は読点(、<ーこれ)のリズムについてだった。読点は筆者が読んでほしいリズムを表すらしい。実際そうだと感じてはいるが、読点によるリズムを明確に意識してみると面白いかもしれない。
一つ一つの表現行動に意味を見出してみるという行動は頭を活性化させてくれる気がするのでこの動画で学んだことを真似して実践してみたいな。
余談
因みにまだ自分はこの記事を書いている段階で「授業6」(このシリーズ6作目)までしか見ていない。
この番組の最初の引き付けも参考になる。
児玉:しゃれこうべ先生に少しプライベートな質問をする。 しゃれこうべ先生:無視する。そしてインスタントフィクションの説明を行う
という「テンプレ(骨組み)」が使われていることが見て取れる。このテンプレの前置きがあることで我々が話を聞く準備をさせてくれる。
どこかで見たのが、繰り返しこそお笑いの要素の一つと。(自分がお笑い芸人に疎いので該当コントの具体例を挙げれない)トムブラウンとかそうか?
繰り返しの中で、どのようになるのかある程度予想をしてもらえる。当たればうれしいし、予想が外れればそれはそれで面白いと感じる。繰り返しの「お笑い」は王道であるのだろう。
この骨組みがあることで聴衆は安心してみることができると思う。お笑いに限らず水戸黄門とかも一定パターンの繰り返しであるが、繰り返しの面白さは侮れないだろう。
まあこの番組の面白さに一役買っているかと言われたら、本編が面白すぎて微々たるものでしょうが。