サーベイのサーベイ(メモ)

このクソメモを読むよりも,次のものを読んだ方が良い.

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そもそも論文とは何か

プロシーディングス,予稿,国際会議論文,full paper

論文を読むとは何か

論文は小説ではない

その研究のポイント * 何ができるようになったのか * どのくらい性能が上がったのか

その研究の課題 関連研究に関する知見 文章や図表の書き方

具体的な知識を得るのが目的.読後感や感想は二の次にするべき

つまり,鍵や要点をつかめれば全部は読まなくてもいいし,最初から読む必要はない

論文を読むスピードを上げるにはどうすればよいか 論文を読むスピード[min/paper]は [P\exp(-(\alpha N+\beta K(t)))] P : 英文を読む速度[min/paper] N : 今までに読んだ論文数 K(t): 読んだ文章を理解できる知識 それぞれ正の定数

つまり読んだ論文を増やして基礎知識を増やせば指数関数的にスピードアップ

卒論 年10本以上 修論 年20本以上 博論 年40本以上

まともなX論を書くために最小限の目安として B4 1paper/month M 2paper/month Dr B4 4paper/month

凄いX論を書くためには 卒論は修論の最小限を目安に.修論は博論の最小限が目安

論文の読み方

精読する価値があるのか * 人生は短いので5分で概要をつかめばよい. * 要点をつかめば,学部生でも迷子にならずに論文が読めます.

論文のおすすめ読み順

アブスト 結論 結果 提案手法 イントロ 関連研究

特にアブスト 結果 提案手法を重点的に?

アブスト1分,結果1分,提案手法3分で見極めろ.

アブストラク

  • 論文の概要である.

良いアブスト

論文の核となる部分が端的に書いてある

核となる部分読者が読むべきポイント

ここだけ読めればわかるよ

悪いアブスト

イントロの要約をしている

読みづらいアブスト.著者の論文への愛が足りない.読む価値無し?

結果

何が出来たか,性能はどうだったかを

提案手法の前に結果を見るべし.

アブストで何ができたかは分かっているはず. 提案手法の詳細を最初に読むと徒労に終わる可能性.

提案手法

著者が苦労したところ=読者が読みたくないところ

読み方には,この論文の貢献部分はどこなのかに注意する.

定理の証明はとりあえず飛ばして主な定理,論文の鍵となる式やアルゴリズムを逃さぬように

読みにくいケースは二つ * 自分の知識が足りない場合.先輩や先生に聞く * 論文の書き方が悪い場合,読むの辞める.時間節約!

結論

参考文系や

良いアブストラクトがあれば結論は読まなくてよい. 基本的に同じことを言っているはずであり,そうであるべき

悪いアブストの場合は読みましょう

イントロ

関連研究や研究の背景が書かれている

その他

論文をよんでも分からないところはぐぐれ.

検索キーワードは,「論文タイトル,著者名,code」など

著者のサイトやgithubでコードを公開している場合がある.

手を動かしながら学んだ方が効率が良い. 論文が間違っていたり細かい実装上のテクニックが身についたりする.

コードないけど,この論文はどうしても理解したい!!対応策で著者にメールする.(意外とくれるらしい?)

まとめ

目的意識を持つ.

単位時間あたりに得られる知識を最大化する. 論文は世界で自分しか知らない新しいこと.

目的は知識を得ることではなく,新しい価値を創造することであり,論文や書籍を読む人は弾を遠くに飛ばすための筋トレである.

まとめ方

おすすめは計算は手書きとまとめはEvernote

らしい.

簡単なまとめスライドを作って論文PDFと一緒に保存.

見返すときにこれだけ見れば思い出せるようになる.

引用マトリックス Quotation Matrix

1.表の上端に集めた論文名等を横方向にコピペ 2.集めた論文から参考文献リストをまとめて縦方向にコピペ 3.他の文献を参照している箇所を拾い出して表を埋める 4.言及が多い順に被引用文献(行)を並び変える

自分が知りたいことの基本文献を探したい場合に有効.論文を読むときにこれを作っておくとよいかもしれない.

しかし,何か軸を決めなければいけない.

落合メソッド

  • どんなもの?
  • 先行研究と比べて何が凄い?
  • どうやって有効だと検証した?
  • 議論はある?
  • 次に読むべき論文は?

    +\alpha

  • なぜその論文を選んだのか
    • どんなことを期待してその論文を読んだのか
  • 自分の研究に活かせそうか?