東京という都市

東京に来てから3年という月日が経ってしまった。地元とは程遠い体験しか都心にはない。そういった意味で刺激的だ。

東京という都市の印象が定まってきたような気がしたので少し言語化してみる。

「浮世離れした、消費を行わなければならない、空虚だが誰をも受け入れる都市」

ポエムチックで臭いが。*1

「浮世離れした、消費を行わなければならない」というのが特にみそで、東京という都市は異様に広告が多いというところからである。電車に乗ればつり革の横に、壁に、そして液晶パネルに、外を見れば壁面広告。あの手この手で消費意欲をそそらせてくる。新宿駅池袋駅、渋谷駅の近辺は特に凄い。そして、店が多い。こういうところから消費しなければいけないみたいな外圧を感じる。「浮世離れした」って部分は東京はきれいな(意匠の凝った)建物,内装が多いからというだけの理由だ。

「空虚」は「物のなかみ、または物事の内容をなす価値、あるいは心のより所が、何もないこと。からっぽ。」をさすが、心の拠り所がないという意味である。自分が一人暮らしをしているから+出生地ではないよそ者であるという主観的な事情ではあるかもしれないけど、東京という都市に所属感がない。人が多すぎて人同士が無関心に見える。しかし矛盾しているようで堪らないが、無関心ゆえに誰でも受け入れてくれるような気がする。

そんなことを新宿駅の目の前の甲州街道沿いを歩いてて思った。

*1:数年後見返したら堪らないだろうな